ホントにこんな世界になっちゃったりして~。
なんてことを思えなくもない。
有りそで無さそで…あったらヤだなぁ。
あらすじ
世界一のシェアを誇る超巨大SNS企業「サークル」。
サークルの経営者ベイリーは、オープンでシェアし合う社会を理想とし、ユーザーのあらゆるデータを蓄積していた。
ある日、サークルの新サービス「シーチェンジ」が発表され、そのモデルケースに新入社員のメイが大抜擢される。
メイは自らの24時間をネットワークで全世界に公開することとなった。
あっという間に1000万人以上のフォロワーを集め、メイは多くの人々に注目されるようになっていくのだが…。
【ギャガ公式チャンネルより引用】
スタッフ・キャスト
2017年製作 アメリカ
原題:The Circle
配給:ギャガ
監督 | ジェームズ・ポンソルト |
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原作 | デイブ・エガーズ |
脚本 | ジェームズ・ポンソルト、デイブ・エガーズ |
メイ・ホランド | エマ・ワトソン |
イーモン・ベイリー | トム・ハンクス |
タイ・ラフィート | ジョン・ボイエガ |
アニー・アラートン | カレン・ギラン |
マーサー | エラー・コルトレーン |
感想
このラストどうなの?
やっぱりこういうの良くないよね、で終わるのかと思ってたのに。
SNSは便利で楽しい。
でも個人的には、ネットの世界だけにどっぷりハマりたくないし追われたくもないので適度に距離を保ちつつ利用するのがいい。と思ってる。
メイが入社してすぐの頃のコミュニティだのアクティビティだのの話は観てる私の方が
友達って多ければ多いほどいいの?
フォロワーってたくさんいる人の方がすごいの?
イイネの数で自分の価値が決まっちゃうの?
んなワケない。
楽しんで出来てるうちはいいけど、しんどくなったら離れる勇気も必要。
って、ついついリアルなSNSの話になってしまったけど。(;’∀’)
で、映画の話。
透明化。
管理する側にとってはとても便利だけど、される側にしてみれば、それってもう「人間」じゃないじゃん。
骨にチップを埋め込むなんて「ペット」や「家畜」みたい。
24時間、人の目にさらされるなんて想像しただけでオソロシイ!
一日…いや、一時間だって嫌だ。
昔「トゥルーマンショー」という映画を観た。
一人の男性が生まれてからずっと24時間毎日ライブ中継されてるお話。(本人はそのことを知らない)
それよりももっと透明化されてる。
カヤック事故の件がきっかけだったとしても、メイがこの話を引き受けたのが理解できない。
タイ・ラフィートはもっとメイと一緒になって活躍するのかと思えば、嫌になって離れただけ。
いつも遠くから見てるだけだったので「あれ?」って感じ。
マーサーの件は、最近のネットでの誹謗中傷の事件を思い出した。
メイのまわりでは好評の声が多かった作品も、マーサー本人のもとには酷い言葉が毎日毎日投げつけられて…。
そう、このマーサーのことがあったのに何であのラストなのよ?という疑問が。
全てを管理されるってオソロシイ。
いくら仲が良い友達でも、両親でも、言いたくない事や秘密にしていたいことってあるんじゃないの?
誰にも言えない事や見られたくない事があったっていいし。
好きな子と二人だけの秘密があったっていいし。
別に「悪いコト」ばかりを秘密にするわけじゃないからねぇ。
「秘密」「ナイショ」
こんなドキドキすることを取り上げちゃうなんてモッタイナイ!