レディ・ガガ?
え?俳優?そーなの?
へー。演技もするんだー。
てな感じで観に行った私です。
あらすじ
歌手になることを夢見るアリーは昼間はウェイトレス、夜はバーで歌いながら日々を暮らしていた。
アリーは過去に何度か受けたオーディションで自分の容姿を否定され落とされ、自分に自信を持てずにいた。
そんなある日、偶然バーにやってきた有名な歌手ジャクソンに歌唱力を認められ、アリーはジャクソンのライブステージに立って大勢の観客の前で歌うことになる。
その後、アリーはスターへの道を進み始め、いつしかジャクソンとも恋人同士になり公私ともに充実した幸せな日々を送る。
しかし、アリーが大スターになっていくのと反比例するかのように、ジャクソン人気は陰りを見せ始める。
スターになっていくアリー。
落ちぶれていくジャクソン。
それでもアリーはジャクソンのことを愛し続けていたが、その気持ちはジャクソンにはまっすぐには届かず次第に二人の気持ちもすれ違っていく。
スタッフ・キャスト
2018年製作 アメリカ
原題:A Star Is Born
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督 | ブラッドリー・クーパー |
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脚本 | ブラッドリー・クーパー / エリック・ロス / ウィル・フェッターズ |
アリー | レディ・ガガ |
ジャクソン・メイン | ブラッドリー・クーパー |
ラモン | アンソニー・ラモス |

感想
まずは、レディー・ガガの演技と可愛さに驚いた。
レディ・ガガといえば奇抜な衣装とド派手なメイクのイメージしか持っていなかったので。
あのかなり素顔に近い薄いメイク、良かったです。
可愛かった。
ストーリーはわかりやすく、
歌手を夢見る女性が国民的ミュージシャンにその才能を見出され、スターへの階段を駆け上っていく。
というもの。
本当のところはわからないけどリアルっぽく思えたのは、
スターになりマネージャー、レコード会社、いろんな大人たちがまわりに付いてくると「アリー」が作り上げられていくこと。
音楽性とかビジュアルとか。
売り出すための戦略…かな。
そこは、何となく「レディ・ガガ」もそうなの?とか思ったり。
そして、二人の気持ちのすれ違いは、見ていてはがゆくもどかしい。
でも、お互い相手に一途だったのは良かったけど。
大スターのジャクソンは女性関係も派手だった。とか、
スターになったアリーは別の男性と…とか、
そういう展開ではなかったのはひと安心でした。
そして、当然ながら歌、うまっ!
誰もが納得の歌唱力。
現代版「スター誕生」はレディ・ガガしかない。と今は思います。
ライブシーンは実際のライブを思い起こさせるくらいリアルでこだわりを感じました。
実際に野外ライブで使われているようなステージ。
冒頭、ジャクソンの野外ライブが始まる前のシーンでの、ライブ前のドキドキ・ざわざわ感。
ライブ前、ライブ最中、スタッフ側の視点、お客さんの反応、一体感。
ライブシーンは良かった。
このライブ前のざわざわ感を思い出してライブに行きたくなりました。
ラスト、ジャクソンの歌を歌うアリーのシーン。
長かったけどレディ・ガガの歌のうまさで聞き入ってしまうのでぐっとくる場面です。
好きなのに伝わらない。
口に出してもまっすぐに受け取ってもらえない。
人の気持ちって複雑で難しい。
以前の私のように
「レディ・ガガ?あのド派手な女の人?」
とか思ってる人に観て欲しい映画です。