ホラーと聞きビビって身構えてたけれど、ハラハラドキドキ系のスリラーでした。
ストーリーもテンポよく、あっという間に最後まで一気に楽しめましたよ。
あらすじ
ニューヨークで写真家として活躍している黒人のクリスは、週末に恋人ローズの実家へ行くこととなった。
ローズは美しい白人女性。
両親に❝クリスは黒人❞だと伝えていない、と明るく話すローズに少し不安を感じながらもニューヨーク郊外のローズの実家へ向かう二人。
実家についてみるとローズの父も母もクリスを歓迎し出迎えてくれた。
「父は差別主義者ではない」とローズは何度か口にしたけれど…
家族の異様なまでの歓迎ムード。
しかし、どこか威圧的な父親の言葉。
差別主義者ではないと言いつつ黒人を使用人として雇っていることに違和感を覚えるクリス。
さらに庭を走り去る管理人や、窓から自分を凝視する家政婦に驚かされる。
翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに参加したクリスは、出席者が白人ばかりで気が滅入っていた。
笑顔で接してくるがどこか気にかかる言葉をクリスにかけてくる出席者たち。
ハッキリとはわからないけれど、どこかが、何かがおかしい。
そんな中、黒人の出席者を見つけたクリス。
古風な格好をしたその黒人の若者に思わずカメラを向けた。
しかし、フラッシュがたかれたのと同時にその黒人は鼻血を出しながら「出ていけ!」とすさまじい勢いでクリスにつかみかかって来た。
【ユニバーサルピクチャーズ公式サイトより】
スタッフ・キャスト
2017年製作 アメリカ
原題:Get Out
配給:東宝東和
監督 | ジョーダン・ピール |
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脚本 | ジョーダン・ピール |
クリス・ワシントン | ダニエル・カルーヤ |
ローズ・アーミテージ | アリソン・ウィリアムズ |
ディーン・アーミテージ | ブラッドリー・ウィットフォード |
ジェレミー・アーミテージ | ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ |
ミッシー・アーミテージ | キャサリン・キーナー |
ジム・ハドソン | スティーヴン・ルート |
ロッド・ウィリアムズ | リルレル・ハウリー |
ジョージーナ | ベッティー・ガブリエル |
ウォルター | マーカス・ヘンダーソン |

感想
非常にテンポよく話が進んでいくので面白かった。
ドキドキしながらラストまであっという間。
良かったのはクリスの親友。
ハラハラドキドキのストーリーの中で、彼が出てくると明るく楽しい雰囲気に。
そして、その親友が大活躍。
やっぱり友達は大事だよ!
ちょっとズレてたけど彼の推理はおおむね正解…ということで。
この映画を観終わってふと思い返してみると、最初のあのシーンのあの男はあの人だったのか…とか、
あの時のあのセリフは、裏にこういう意図があったのね…とか、
なるほどなるほど。と、色々つながってくるので面白い。
忘れちゃったよ!という人は、もう一回見直してみると「あぁ!!」と思える部分が発見できるはず。
ローズの家族は最初から怪しげな雰囲気だったので警戒してたけど、ローズ自身はどうなのか?というのは最後の最後までわからなかった。
家族とグルなのか?
それともクリスの味方なのか?
もしかして彼女も操られているのか?
オソロシイ家族だ~。
そして、女ってオソロシイ。…いや、私も女だけど。
ストーリーも怖いけど、私は「顔」も怖かった。
いちいち表情が派手。
途中から「顔芸」という言葉がひょっこりと頭の中に浮かんできた。
サンコンさんのビックリした時の顔。といえば伝わるかな。
ビックリしたなぁ~、もぉ~~!!
て感じで、途中ちょっと頭の中でコント乱入(古すぎるけど)。
少し疑問だったのは、ローズの祖父母について。
使用人?
あの扱いはなぜ?
ローズが「ママは彼女(祖母)にキビシイ」って言ってたから、まさか嫁姑問題?
怖い映画は苦手!!(実は私も)という方のために。
どのくらい怖いのか?
キモいのとかグロいのとかあるのか?
観ようかどうしようか悩んでいる方へ。
「おばけ」や「幽霊」の怖さは無いです。
人の内面の怖さ。
なので、急に怖いのが出てきて「ギャー!」というのは無いので大丈夫♪
最後に。
手術が大雑把すぎ!!
全部準備出来てから始めようよ。
頭ぱっかーん状態で「あれ?遅いなあ?」と部屋の外に出るとか…絶対ダメだ。
【総評】
表情が迫力あるので、顔のアップにビビる。
「絶対観て!」って感じではないけど、
誰かに感想を聞かれたら、面白かったよ。と答えられる映画。