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映画

「ジョジョ・ラビット」感想&ネタバレ~正しく、強く、優しく、美しい母親にただただ憧れる

戦争ほど愚かでくだらないものはない。

勝っても負けてもたくさんの人が傷つき、悲しみと苦しみばかりなのに…。

あらすじ

第二次世界大戦下のドイツ。

10歳の少年ジョジョは母親と二人で暮らしていた。

気の弱いジョジョは、空想上の友達「アドルフ(ヒトラー)」に励まされながら、ナチスの青少年集団ヒトラー・ユーゲントの立派な兵士になるための合宿に参加する。

しかし、心優しいジョジョは訓練でウサギを殺すことが出来ず「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられてしまう。

そんなある日、ジョジョは母親が自宅の屋根裏にユダヤ人の少女をかくまっていることに気づく。

最大の敵であるはずのユダヤ人。

だが、ユダヤ人の少女エルサと接するうちに強く勇敢な彼女に少しずつ惹かれ、ジョジョ自身も変わっていく…。

【公式サイトより引用】

スタッフ・キャスト

2019年製作 アメリカ
原題:Jojo Rabbit
配給:ディズニー

監督 タイカ・ワイティティ
原作 クリスティン・ルーネンズ
脚本 タイカ・ワイティティ
ジョジョ ローマン・グリフィン・デイビス
エルサ トーマシン・マッケンジー
アドルフ タイカ・ワイティティ
ロージー スカーレット・ヨハンソン
クレンツェンドルフ大尉 サム・ロックウェル
ディエルツ大尉 スティーブン・マーチャント
フィンケル アルフィー・アレン
ミス・ラーム レベル・ウィルソン
ヨーキー アーチー・イェーツ

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感想

まずはオープニング。

ドイツ、ナチス、ヒトラーの映画であのオープニング。

ビートルズ!

ビートルズの軽快な音楽に合わせてジョジョが走り、

鉤十字が紙吹雪のように舞い、

人々がこぶしを振り上げる。まるでライブのように。

ワクワクするような楽しいオープニング。

ちなみにラストシーンに流れる曲はデヴィッド・ボウイ。

この踊りも実は意味があるらしいけど、私はネタバレを読むまでわかりませんでした。

 

これは戦争と愛の映画。

子供の目から見た「戦争」の映画。

そして10歳の少年の成長のお話。

今まで自分が信じてきたものが全てひっくり返ってしまった10歳の少年の衝撃、ただただ立ち尽くしてしまう心の衝撃が伝わってくる。

【ヒトラー・ユーゲントとは?】

ジョジョが入隊する「ヒトラー・ユーゲント」とはナチス党内の組織。
10~18歳の青少年の加入が法律で義務付けられていた。
目的は、ヒトラーに仕える少年兵を生み出すこと。
戦争中には多くの少年兵たちが戦闘に送り込まれた。

コメディあり、ファンタジーあり。

笑える場面もたくさんあるけれど、ところどころに戦争の残酷さやリアルな部分も散りばめられてた。

軽すぎず、重すぎず。

ジョジョにとってとても大きな辛く悲しい出来事もさらっと描かれていて、一瞬これも彼の妄想の一つかと思ったくらい。

 

ナチス党員になりたい10歳の息子は母親の言葉にもあまり耳を傾けなかったけれど、エルサと出会って少しずつ変わっていく。

彼女と接していく中で少しずつ今まで自分が信じてきたもの、教わってきたものを疑い始める。

ユダヤ人には角もしっぽもないし、バカでもない。

醜い怪物でもなく、見た目も心も自分と同じ普通の人間だ。って。

そして、ジョジョにとってのヒーローがヒーローで無くなった時に彼の目に見えたものは…。

老人、羊飼い、女の子や少年たち…銃を持つのもおぼつかない者たちが銃を持って敵に向かっていく姿。

ジョジョのそばに居るのが優しい大人たちだったのは良かった。

一見怖そうなキャプテンK

彼はジョジョの母親がしていた事もわかっていたのだろうし、戦争に、ナチスに、内心うんざりしていたのかも。

彼が部下の男性に「ごめんね」と妙に優しく声をかけていたシーンで、彼も今のこの世の中で生きづらさを抱えていたのかな、とも思った。

そして、スカーレット・ヨハンソン演じるジョジョの母親。

いつも明るく、優しく、美しく、そして勇気があって強い女性。

すごくチャーミングだった。

最高に素敵な女性。

どんな状況でも明るく太陽のようで、しかも頼りになって子供たちのことを守ってくれる。

そして、ジョジョを正しい道へと導こうとしていた。

愛は最強!

スカーレット・ヨハンソン、良い役だったなあ。

ウィンクのシーンもとっても微笑ましくて可愛らしいシーンでした。

 

毎日家族一緒にご飯を食べること。

自転車に乗って出かけること。

ふざけて笑うこと。

歌うこと。踊ること。

お腹の中で蝶々がざわざわするくらい誰かを好きになること。

 

何でもない事だけど平和で自由じゃないと出来ない事だと気づく。

当たり前に思えることも、実は全然「当たり前」なんかじゃないという事に気づく。

 

戦争が終わって自由になったエルサ。

そしてジョジョ。

この先、二人はどうなるんだろう?

どうか頑張って!

頑張って、生きて、大人になって欲しい。

靴の紐が結べなくて、いつもママに結んでもらっていたジョジョが最後はエルサの靴のほどけた紐をキュッと結んであげていた。

どうかどうか、頑張って生きて!!

 

ラストは感動。

自由になったら何をする?

踊ろう!!