私が行った映画館では4つのシアターでそれぞれ5、6回ずつ…一日で20回以上の上映!!
それでもあっという間に予約が取れなくなってしまうほどの大人気。
観客の年齢も幅広く、映画館は人であふれかえってました。
満席の映画館で映画を観るのって、生まれて初めてだったかも?!
あらすじ
大正時代の日本。
父を病気で亡くしたあと、炭焼きの仕事で家族を支える竈門炭治郎。
ある日、仕事を終え家に戻ると家族全員、鬼に殺されていた。
妹の禰豆子だけはかすかに息があったが、傷口に鬼の血が入ったために鬼となってしまう。
禰豆子を人間に戻す為、鬼殺隊となることを決意する炭治郎。
厳しい修行を終えた炭治郎は、同じく鬼殺隊の善逸、伊之助と共に無限列車に乗り込む。
短期間のうちに多くの人が行方不明になっているというこの無限列車。
先に列車に乗っている❝柱❞の煉獄杏寿郎と合流し、鬼に立ち向かう。
スタッフ・キャスト
2020年製作 日本
配給:東宝、アニプレックス
監督 | 外崎春雄 |
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原作 | 吾峠呼世晴 |
アニメーション制作 | ufotable |
竈門炭治郎 | 花江夏樹 |
竈門禰豆子 | 鬼頭明里 |
我妻善逸 | 下野紘 |
嘴平伊之助 | 松岡禎丞 |
煉獄杏寿郎 | 日野聡 |
魘夢(下弦の壱) | 平川大輔 |
猗窩座(上弦の参) | 石田彰 |

感想
アニメ大好きな旦那に
と言われて付き合うことになったこの映画。
前準備としてAmazonプライムでアニメを見、コミックも8巻くらいまで読んで映画館へと向かいました。
そう。
この映画、思いっきり「途中」から始まって「途中」で終わるのです。
そんなんあり?
初めて観る人でも大丈夫!的な説明や簡単なあらすじみたいなものは一切なし。
かなり観る人を限定した映画じゃないか?と思ったけれど、この人気ぶり。
いったい何がどうしちゃったんだろう?ってくらい不思議な大人気&大盛り上がり。
が、映画を観ての正直な感想を言うと
期待しすぎたか?
「大号泣した」というネット記事をたくさん見てたので、泣く気満々で行き過ぎました。
かなり涙もろいので、普段は映画をみて大号泣することも多々あるのだけど、
「あ、あれ?あれ??」
と少々焦るくらい煉獄さん最後のシーンは冷静に観てしまった私です。
どちらかというとエンドロールの方がグッときます。
LiSAの歌う「炎」の歌詞と煉獄さんの思い出シーンで涙が…。
そして、ラストの折れた剣でとどめを刺されます。
「ストーリー的には無限列車よりも、その前の那田蜘蛛山編の方が面白かったよね。」
「煉獄さんは登場したばかりで、あまり思い入れもないうちにすぐに死んじゃった」
「しかも、煉獄さんってどこ見てるのか分かんないし、よくわかんないキャラ」
というのが、最初の頃の私の感想(まだそこまで鬼滅にハマっていない頃)ですね。
映画は面白かったんです。
どこ見てるのかよくわかんない人だなぁ、って感じだった煉獄さんも、逃げる猗窩座(あかざ)に向かって泣きながら叫ぶ炭治郎を見てふっと微笑むあたりから、しっかり視線は炭治郎に向いてたし。
待機命令!って炭治郎に言うところもカッコよかったし、頼れる柱だなぁ…と。
でも、号泣って感じでは無かったかな。
隣にいた旦那はめちゃめちゃ泣いてましたけどw
とか言いつつ、映画を観終わってからコミックで続きを読んでいくと面白くて面白くて。
現在発売されている22巻まで読み終えて、心はがっつり鬼滅に夢中になってる今、もう一度映画を観たら絶対むちゃくちゃ泣いてる!
今では鬼滅グッズを見ても、真っ先に煉獄さんに目がいくくらい好きなんですけどね。
「鬼滅の刃」というマンガ
炭治郎と禰豆子、炭治郎 vs 無惨、というだけでなく、いろんな人の感情が伝わってくるのが今までにない感じのマンガでした。
主役や主要メンバーだけでなく「脇」と言われる人達の複雑な思いまで感じることが出来ます。
鬼殺隊の隊員にはなったけれど、鬼を倒すことは出来なかったアオイちゃんや隠の人達。
鬼だってみんなもともとは人間。
鬼になった経緯も様々で悲しいものもありました。
今回登場した鬼の猗窩座の事も詳しく描かれているのでコミックもぜひぜひ読んでもらいたいな~。
猗窩座の術のポーズや結晶みたいな模様の意味もわかりますよ。
コミック版の「鬼滅の刃」感想記事はこちらです。
映画館には小さな子供たち(就学前)もたくさんいて、子供たちにも大人気の鬼滅の刃だけれど、このあたりの「哀しさ」がわかるのって何歳くらいからなんだろう?
小さなうちはきっと技を使って刀で鬼をやっつけるところが
と思ってみてるのかな?と(勝手に)思ってるのだけど。
この主人公「炭治郎」
優しくて思いやりがあって、正直でまっすぐで、強くて、頑張り屋さんで、「正しい」の塊みたいな男の子。
親としては、こういう男の子が主人公だと安心な部分もあって、子供が夢中になればなるほど「炭治郎みたいに~」の効果がありそうな気がしますよね。(*´艸`*)
今からでも全然遅くない!
「キメハラ」という言葉があるらしいので、無理強いはしませんけれどw
私は、大人が読んでも面白いので超オススメします。
単純に主人公が悪い鬼をやっつける話ではないです。
景色が3D映像でキレイなので、文字を読むのは面倒って人はマンガじゃなくてアニメから入った方がとっつきやすいかもしれません。
アニメ版は胡蝶さんの声が可愛いですしね。
そしてアニメの続きが気になったらコミックで。
後半、話に勢いがあって途中で止められなくなり、普段は早寝早起きなのに連日夜更かしして読み続けた私です。
ま、何だかんだで異常な盛り上がりをみせる鬼滅の刃。
地方の映画館なのに、あの上映回数の多さはホントびっくりです。
NHKのニュースで「鬼滅の刃」の話題が出るのにもびっくり。
スゴイな。
作者の漫画家さん、生活が一変しただろうなぁ~。ついそんな下世話ことを考えてしまったり。
色々あって2度目の映画鑑賞
ここからは追記。
2度目の鬼滅を映画館で観てきました。
旦那は「同じものを2回見るとか絶対ないわ。」と言ってたけど、私は全然平気。
むしろ観たい。
どの映画でもそうだけど1度目はストーリーを追ったり、登場人物を整理したりするのに必死。
なので、2度目は話の流れを知ってる分、他の細かい部分にも気づくことが出来て面白いと思うんだけどな。
で、2度目の無限列車です。
やっぱり映像がキレイ。特に背景。
最初のお館様のシーン。
炭治郎が立つ雪山。
猗窩座との闘いで朝日が昇り始めるシーン。
そして猗窩座の血鬼術。(ここは音楽もいいね♪)
2度目にして気づいたことは「夢」の話。
魘夢(えんむ)はみんなに「いい夢」「幸せな夢」を見せてたはず。
なのに煉獄さんのあの夢は?!
あれが煉獄さんにとっての「いい夢」だとしたら悲しいし可哀想じゃないですか。
終盤、煉獄さんと猗窩座が闘うシーンの迫力も改めて感じました。
切っても切っても、たちどころに傷は癒え、切り落とした腕は生えてくる。
不死身にも思える鬼相手に戦う煉獄さんのカッコよさ!
のセリフのカッコいいこと!!
私はすぐに「ムリムリ」言い過ぎだわ。
もうちょっとガンバロ!!
そしてそして、やっぱりあのエンドロールはイイ。
煉獄さん!煉獄さん!煉獄さん!!
2度目だけど泣ける。
2度目だけどやっぱり折れた刀でとどめを刺されて泣ける。
炭治郎とか全然出てこない煉獄さんばかりのエンドロール。
Lisaの「炎」と思い出アルバムみたいなイラストにやっぱり泣かされてしまうあのエンドロール。
2回目も思いっきり楽しめました。
そして、映画のポスターもカッコ良かったですね。
炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助…キャラクターそれぞれ一人ずつ台詞入りのポスターがあったの見ましたか?
禰豆子は「むー!」だったので笑っちゃいまいたが。
そして最初は魘夢(えんむ)が出ているポスターだけだったけど、後半から猗窩座(あかざ)と煉獄さんのポスターが出てきたのも良かったですよね。
と、50代のおかんもハマった「鬼滅の刃」なのでした。