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映画

「新章パリ・オペラ座~特別なシーズンの始まり~」感想~特別なシーズンであって欲しいという希望

コロナの影響を全く受けなかった人っているのかな。

こんなに長引くなんて思っても無かったし、

こんなに人々の生活を変えてしまうなんて思わなかったし、

いつまで続くのか。

前のような生活に戻ることって…出来るのか、出来ないのか。

あらすじ

世界中をパニックに陥れたコロナウィルス。

パリ・オペラ座のバレエダンサーたちもオペラ座の閉鎖により踊る機会を奪われていた。

「一日休めば自分が気付き、二日休めば教師が気付く、三日休めば観客が気付く」

と言われるダンサーたちにとって三ヶ月の自宅待機は長く不安なものだった。

ようやく再開し、年末の公演…ヌレエフ振付の大作「ラ・バヤデール」に向けレッスンを重ねていく。

しかし、再び感染が拡大し開幕4日前に再度オペラ座は閉鎖することに。

公演は無観客配信となり、一日だけ誰一人いないオペラ座で公演されることになった。

自宅待機明けのレッスンから本番までのダンサーたちの様子をカメラは追う。

今まで見たことのない、体験したことのないパリ・オペラ座の特別なシーズン。

スタッフ・キャスト

2021年製作/フランス
原題:Une saison (tres) particulière
配給:ギャガ

監督 プリシラ・ピザート
アマンディーヌ・アルビッソン
レオノール・ボラック
バランティーヌ・コラサント
ドロテ・ジルベール

感想

この~!! コロナめ!コロナめ!!

思わず言いたくなってしまうようなもどかしさ。

どこにぶつけたらいいのかわからないモヤモヤ。

パリもオペラ座もバレエも私には全く縁のない世界ではあるけれど、コロナは世界中のどれだけの人を苦しめているんだろう。

いつかきっと今までと同じ❝日常❞が戻ってくる。

多くの人がそう思って日々頑張っているわけだけど、身体的に期限がつけられたバレエダンサーは「いつか戻ってくる」では全然ダメなわけで。

自分の一番イイ時期に何もできず休まなくてはいけない。

先が見えない状況の中で、もしかしたらもう二度と舞台で踊ることなくバレエダンサーとしての自分は終わってしまうのかもしれない。

ただただ時間が、日が過ぎていくのをどういう思いで過ごしていたのか。

3ヶ月後の再開、マスクを付けてのレッスン風景は少し違和感を感じたけれどダンサーたちは嬉しそうで楽しそうでホッとした。

が。公演4日前に再度閉鎖。

全部コロナのせい。

全部コロナのせい。

どこにぶつけりゃいいのか、どこにもぶつけられない気持ちって自分自身で整理整頓して自分を納得させるまで時間がかかる。

オペラ座のバレエダンサーは完ぺきを求められるのだそうだ。

一流だから。完璧でアタリマエ。ということらしい。

“あたりまえ”なんて事はこの世にひとつも無いのにね~。

でも、それにこたえるために一日6~10時間も練習する毎日。

そんな厳しくて苦しい練習も観客の拍手で報われる。

大観衆の拍手はそのくらいパワーがあって、ダンサーたちにとって最高のものなのだろう。

 

ネット配信の為の無観客公演は、美しかったけれど悲しくもあった。

広く静かなホール。

誰もいない客席に向かっておじぎをするダンサー。

 

この「特別なシーズン」はこれからどうなっていくんだろう?

「特別なシーズン」…そう、“特別”であって欲しい。

また以前のような「特別」ではない日が戻ってきて欲しい。

 

それにしても、今までバレエというと女の人にばかり目がいってましたが

今回、改めて観ると男性ダンサーの美しいこと!!

美しい身体。

そして、あのジャンプ!

高さも回転もスピードも全て

ゆず
ゆず
すごい!
ゆず
ゆず
きれい!
YOU
YOU
かっこいい~!!

自分自身がその身体で芸術を表現するって考えてみたらスゴイことだよね。