私の好きな俳優さんが、YouTubeでこのマンガをイチオシしてたのを見て読み始めました。
とのことだったので
てな感じで、その分厚いマンガを開いたのでした。
作品紹介
「真説ザ・ワールド・イズ・マイン」は「ザ・ワールド・イズ・マイン」(絶版)の復刻版として2006年に発売されたものです。
ストーリーに変更はありませんが、大幅に加筆・修正され、全ての巻に作者インタビューが掲載されています。
タイトル | ザ・ワールド・イズ・マイン |
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作者 | 新井英樹 |
掲載誌 | 週刊ヤングサンデー |
連載年 | 1997年~2001年 |
コミック | 全14巻 |
タイトル | 真説ザ・ワールド・イズ・マイン |
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作者 | 新井英樹 |
出版年 | 2006年 |
コミック | 全5巻 |
あらすじ
感想で「意味わからんかった」とか言ってる私にあらすじが書けるわけがない笑
とりあえず書くけど、いつか読み直してもうちょっと理解出来たらこの「あらすじ」も書き直す予定。
※でもやっぱ、全然わかってないから「読んでみたい!」気持ちになるようなそそるあらすじが書けませんでしたー。ごめーん。
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本能のまま、ただ自分の欲望のまま生きる謎の男“モン”と郵便局で働く気弱な男“トシ”。
トシはモンに憧れのような気持を抱いて共に行動をする。
2人はトシがひそかに作り続けていた消火器型の爆弾をあちらこちらに設置、そしてとくに理由もなく北へと進んで行く。
警察署への襲撃、爆破、そしてためらうこともなく簡単に殺人を繰り返していくモン。
一方、別の場所では正体不明の何かに人々が殺されるという事件が発生していた。
姿は見えないが、それが残したものは明らかに今まで誰も見たことがない「普通ではない何か」
怪獣のような“それ”は「ヒグマドン」と名付けられた。
殺人鬼トシモン、正体不明の生物ヒグマドン。
これらはテレビやネットを賑わし、警察、マスコミだけでなく総理大臣…日本とアメリカという国をも巻き込んでいく。
感想
とりあえず一読…サッパリわかんないんだけど。(;’∀’)
まず1巻を読み始めてすぐに、登場人物の台詞もストーリーもビックリするくらい全然頭の中に入ってこない…というか理解できなくて戸惑った。
一冊が分厚いからという理由ではなく、理解が出来なくて読み進めることが出来ず。
少し読んでは「ん??」と戻り、また少し読んでは「んん??」と戻る。
私ってバカじゃないか?てくらい意味がわかんなくて一冊読むのに時間がかかった。
頑張って読んだ。という感じ。
…オモシロイノカ?コレ
でも、評価は高いんだよね。
もしかしたら読み進めていくとめっちゃハマっていくやつかも。
が。
暴力が嫌だとか殺人とかグロとかそういうのが嫌だ、と言うんじゃなくて。
途中、面白い部分もあったけど全体的に「感想を」と、言われるとこんな感じ。
最初の頃のモンは言葉もまともにしゃべんないし、トシの言葉を理解してるのかどうかもよくわかんなくて何だか凶暴な野生動物みたい。
「普通」じゃないモンに少し憧れの気持ちを持ちつつ行動を共にするトシ。
後半、モンとトシが逆転したようにトシはとっても凶暴になってしまうんだけど、それでもトシは最後まで普通の“人間”で悲惨な最期を迎え、モンは人間ではなくなったような…。
人間ではない何だかすんごい存在になってしまったモン。
キラキラモヤモヤしてたしね。形が。
そして、好きになれるキャラクターがいなかったのもハマれなかった原因の一つかも。
ま、強いてあげるなら飯島さんはちょっと好き。
大館の場面は良かった。
あとはもぅクセが強い人ばっかりで。
バサバサ手を振り回すあの人も、
だらだらヨダレまき散らすあの人も、
卑猥なイラスト書きまくるあの人も、
ユリカンもミュージシャンも…う~ん。
潤子ちゃんはただただ可哀想ではありましたが。
親から捨てられ、誰からも愛情を受けることなく、道徳心や善悪、思いやり、人の気持ち、痛み、そんなもの全てを教えられることなく育った人間はただ自分の思うままに行動をする。
それはイノセントというの?無垢とか言っちゃっていいの?
あ、でも。何も知らないわからないというのはやっぱり“無垢”か。
善悪もわからない、人の痛み悲しみもわからない、想像することが出来ない。
ウソもつかない、隠すこともない。
人を殺すことに特に何の感情もない。
怒りも、憎しみも、快楽も、罪悪感も何もなかったよね、モンの場合は。
無垢というのは残酷な面もあるんだなぁ。
と、ここで昔読んだ「聖ロザリンド」というマンガを思い出しました。
無垢で無邪気な殺人鬼ロザリンド。
そしてそして、私が気になった点がもう一つ。
それはこのマンガを読んでると、ところどころに感じる作者の
どうだ!
という感情。
真説の方はインタビュー記事があるからそんな風に思ったのかも。
どうだ!すごいだろう
っていうのをページからすごく感じるのですが。
そんなところも少しモヤモヤしました。
とはいえ、嫌いなわけじゃない
強烈なインパクトを与えるマンガではあります。
読み終わってからも、マンガの中の一場面であったり誰かのセリフであったりが強烈に心の中に残ります。
上手く言えないけど善悪とか正義とか常識とか正しいこととか、そういうのがぐるぐるして全然まとまらない感じです。
一度読んだだけの私の感想は「ワケワカラン」でしたが、是非もう一回読み直したい。
次は絶対違う感想になる。
そんな気がします。
実写化するならモンは柳楽優弥、トシは山田裕貴かな~。
マリアは…蒔田彩珠とかどうでしょう?